slowlife2007のブログ

日々感じたことなどを気ままに書いていこうと思います

首相官邸の幽霊

森元首相は体験談として、以下のような話を記者に語ったことがあるという。

平成13年4月25日の夜、午前2時半頃に寝た。
すると寝入りばなに「カチャカチャ」と何か得体のしれない音がするので目が覚めた。
ドアのノブを動かそうとしている音だ。
夢かもしれないと思って、ほっぺたをつねったが、確かに音がしているから夢ではなかった。
一瞬、泥棒ではないかと思ったたが、警備が日本で最高レベルの、厳重きわまりない公邸に忍び込めるはずはないと思い直した。

それでもまだ カチャ カチャ とドアノブを動かし回そうとしているかのような音がする。
もし急用であれば、電話を寝室にまず入れるか、緊急事態であればドアを叩いたりするなど、はっきりわかるように連絡してくるはずだ。
そこで森元首相はとっさに「そこにいるのは誰だ!!」と声を荒げて一喝すると、音はしなくなった。

すぐに明かりをつけ、ドアの鍵を外し、外の廊下に出て見ると、絨毯を「タッタッタッ」と得体の知れない何者かが急いで走り去って行く音が聞こえた。
「これは怪しい!!」と思い、SP(警護官)に問い合わせると、官邸内にはだれも侵入した形跡はないという。
あるいは秘書だったのかもしれないと、念のため調べて見ると、その時間帯にはふたりともぐっすり眠っていたことが確認されたので、秘書ではないことが判明した。

当時元森首相は辞任間近であった。
「得体のしれない幽霊」が最後のご挨拶をしにきたくれたのではないか…。(毎日新聞記者の話)